先日、4月上旬に上程された『日本で一番たいせつにしたい会社7』を拝読いたしました。
このシリーズ1作目に出会ったのが、2011年の春でした。真っ先に掲載されていた「日本理化学工業株式会社」の障がい者と共にチョークを作り続ける話に号泣し、次に載っていた同じ長野県内の「伊那食品工業株式会社」のとことんまで社員を大切にする姿に衝撃を受けました。
この本との出会いが経営に対する見方が変わり始めるターニングポイントだったかと思います。以後新たな巻が発刊されるとワクワクして楽しみに購入し、(大げさかもしれませんが)読んでいるときに「私自身の魂が喜んでいる!!」事を感じています。

 今回のシリーズ7には、シリーズ5の「株式会社天彦産業」以来、知り合いの会社「昭和測器株式会社」が掲載されていて、たいへんに嬉しく思いました。こちらの鵜飼俊吾会長とは、人本経営を学ばせて頂くシェアードバリュー・コーポレーション小林秀司先生主宰の東京グッドカンパニークラブで何度かご一緒させて頂き、訓示を頂戴した事があります。掲載内容はその時にお伺いしていた通りの事が多かったのですが、8000社もの企業を視察されてきた著者坂本光司先生の客観的視点も付加されていて新たな発見もありました。
この本には取り上げられてはおりませんが、鵜飼会長のお言葉「奥さんを、家族を幸せにできない者が社員を幸せには出来ない!」事を肝に銘じております。

 その他に「NPO法人六星・ウィズ」の話にも涙しました。全盲の方の為の社会福祉施設のお話ですが、私の次女も難治性癲癇&重度の知的障害を持っている事もあり、たいへん身に詰まされるお話でした。我々健常者はもっともっと彼らの作る商品や製品を購入する事で、支援しなければいけないと感じさせられました。

 今回は同業の建設業の会社も2社取り上げられておりました。「隂山建設株式会社」の度肝を抜くほどのスケールの献血協力や「出雲土建株式会社」の炭を利用した健康住宅でアトピーの子どもや末期がん患者への愛情溢れる思いと行動に、地域の為にここまでされている事に本当に頭の下がる思いでした。

 写真の帯にある「キラ星のような7つの会社」のいずれの会社も、お客様の為に、地域の為に、相当にご尽力されており、決して自分たちの会社都合の考えでは動いていないというところは過去の6作までと同じでした。この本を読んでいるときは嬉しくて、私の免疫力も上がっているかもしれませんね(!?)

 まだ早いかもしれませんが、次の作品ではどんな素晴らしい会社と出会えるのか今から楽しみです。\(^o^)/