130年以上に亘りこの須坂の地で事業をさせて頂いている私達がこの地域に何をお返しできるのか、地域貢献担当チームを作ったり、隣の高甫小学校、高甫地域公民館の方々たちと協議させて頂いております。
また、須坂市は須坂市立須坂支援学校(小学部・中学部)、長野県立長野養護学校高等部須坂分教室もあり、障がいのある子ども達に長野県下随一の手厚い支援をしている都市になります。(社長の次女も卒業した)障がいのある子ども達の受け皿となってくれている学校に何かお手伝いできる事がないか、日々検討しています。
逆に、須坂市の紹介資料など、市内のイベント情報等も社員に積極的にPRするように務めております。
地元 養護学校高等部生徒さんの体験実習の受入れ
令和元年11月6日~14日までの間、長野養護学校高等部須坂分教室2年生の男子生徒Nさんの体験実習を受け入れました。
一昨年から3年連続で、障がいのある生徒の体験学習の受入れとなりました。
Nさんは、読む事が苦手な特性のある生徒で、基本的には手本を見せてあげたり、口頭で指示させて頂いたりといった対応を致しました。
ただ、初日、2日目と前半はこちらも受け入れ態勢が整っておらずに、手伝って頂く仕事が定まらずに、掃除、片付けを多く行ってもらいました。(ただ、私自身は掃除は気付きを養成できる仕事であると思っています。)
中盤位から、引揚げて来た家具の解体、新設家具の芯組や間接照明点検扉の縁のテープ貼り等の作業を担当して貰いました。
最終日14日の作業終了後に、本人、お父さんと担任の先生とのまとめの会で、Nさん本人は意外にも「家具の解体が一番楽しかった。」と話してくれました。また、作業の指示の際に、「この作業はどのような製品になり、どういった所で使われるのか、全体像迄説明して頂き、やる気になった。」とか、「テープ貼り作業中に作業テーブルからはみ出るような状況になった時に、(その作業を指示した方とは違う)少し離れていた所に居た社員の方が来てくれて、『こうすれば良いよ。』とやりやすい様に対応をしてくれて嬉しかった。」とか、「『来年また来ても良いですか?』との質問に『いつでもおいで!』と言って貰えて温かさを感じて有難かった。」といった、聞いていて涙が出そうなコメントにこちらが嬉しくなりました。
4月から障がい者雇用を進めて来て、少しづつ雰囲気が良くなってきて、優しく接する事の出来る社員も出て来始めた事に「良かった!」と素直に感じています。
この後も色々な実習先を回るNさん、各々で成長を実感できれば良いですね。
Nさん、弊社を実習先に選択してくれて、ありがとうございました。
台風19号により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます
令和元年10月12日から13日に掛けて、台風19号が郷里長野県に甚大な被害を及ぼしました。千曲川沿岸の各市町において浸水被害が広域に亘って起きてしまいました。弊社の所在する須坂市やお隣の長野市や小布施町でも千曲川沿岸部の一部で浸水しました。特に堤防の決壊したお隣の長野市穂保、長沼地区等では水の引いた現在でも泥が30センチ以上残って復興の妨げとなっております。
幸い、弊社の所在する地区は千曲川から離れており大丈夫でしたが、お取引先で浸水被害に遭ってしまった所が複数ございます。この場をお借りしまして、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
この大災害に対して、弊社は何が出来るだろうと考えながら過ごして参りました。小さな事ですが、各種集まりでの義援金の募金や泥拭き等のタオルを集めているという情報から、私個人・社員やSNSでアップして(全国の人本経営を勉強している仲間から)集まったタオルの寄付などを行ってきました。社員には、親戚宅が2階まで浸水してしまい、そちらの泥掻きで有給を取った者もおります。ボランティアで有給を取得しても良い旨を伝えたところ、早速取得してボランティア活動をしてくれる社員も出てくれて、感謝しております。
かくいう私個人もようやく10月27日(日曜日)に地元須坂市北相之島地区の泥掻きボランティアに参加して参りました。こちらは千曲川の越水により、深い所では腰まで浸水した地区です。当日は、ボランティアセンターに受付した順番に6人のチームで今までボランティアの入れていなかったお宅にお伺いして活動いたしました。軽トラが足りないという事前情報により、会社の軽トラをお借りして、水を吸った重い畳、浸水して使えなくなった冷蔵庫やTVといった電化製品、泥だらけの書籍等を運び出したり、床板を剥いで床下の泥を掻き出すといった作業を行いました。
家主さんの指示の元、捨てる物、残す物とを分けていくわけですが、家主さんがまだ心の整理ができていない状況で、決して効率的な活動とはいえなかったのでは?とも思えました。ですが、突然に出水して被災された悔しさ、無念さを想うと家主さんに寄り添い、家主さんの心の整理のペースに合わせる事が大切な事と改めて感じた次第です。
北相之島地区では、この日で自衛隊の災害派遣は撤収されてしまうそうです。今まで災害支援でお越し頂いた自衛隊の皆様に心から感謝致します。ただ、北相之島地区でもボランティアがまだ足りていない様に思います。ましてや、堤防の決壊した千曲川向こう岸の長野市側では更に人手が必要との事です。
これからも、個人的にも会社としても、細く長く出来る事を続けていきたいと強く思っております。
(文責:関 裕朗)
地元高甫地区区長会、地元住民の皆様に弊社を見学頂きました!!
令和元年9月13日、お隣の株式会社シミズテクノさんと弊社に、この地区高甫地区6町の区長・副区長様、この町区である上八町区の区役員様、そして、隣接する住民の一部の皆様が工場見学にお越し頂きました 。
これは、3月に行われた地元上八町区町内事業所向けの準区民総会に出席させて頂いた際に、地元の方々に我々事業所の事業内容を殆ど知られていない事を感じた事、町内の産廃処理業者には監視的な意味合いで事業所見学が行われている事を知ったからです。
そこで、お隣のシミズテクノさんに共同で地元住民向けの工場見学会の共催を持ち掛け、この地区高甫公民館長である竹前館長様にお骨折り頂き、実現したものです。
この目的は、『地元の皆様にシミズテクノさんと弊社の事業内容の広報や要望等のヒアリング』は勿論の事、『見学を希望する社員同士の作業内容の周知と交流』、『地元住民の方に説明する事により応対する社員のコミュニケーション能力の向上』等を狙ったものです。
当日は、19名の地元の皆様、そして各社3名ずつ相互に来訪頂き、機械のデモや社員の実際の作業内容、機械の説明等ご見学頂きました。皆様初めて見る機械などが多く、熱心に私にも社員にも質問されてきました。
また、お隣でも殆ど何を作っているのか知らなかったシミズテクノさんがどのような事をされているのか、私共も知る事が出来てたいへんに有意義でもありました。シミズテクノさんの機械は、見学者にデモを出来る物が多く勉強になりましたし、我々建築の世界とは異なり100分の2ミリの世界で製作されている事に正直驚きを感じ得ない状況でした。
2社を回って頂いた後に、高甫地区公民館にて昼食会&懇談会を行い、参加された皆様から「地元にこんなに誇れるモノづくり企業がある事を初めて知った。」とか「説明してくれた社員の説明が上手で分かり易かった。」といった好意的な感想を沢山頂戴しました。
人手不足に関する質問に対して、外国人研修生や障がい者雇用等の情報交換なども行われました。
懇談会の最後にこの高甫地区副会長様の締めのお言葉の中で「令和の新時代に相応しい新しい見学事業を是非来年以降も継続して欲しい。」旨のお話を頂き、大成功に終われた事に正直ホッと致しました。
この会を住民の皆様に広報、取りまとめ、そして当日運営頂きました竹前館長様始めご参加頂いた皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
高甫地域公民館だよりに掲載されました
後日、地元の「高甫地域公民館だより」に取り上げて頂きました。 下記のリンクで覧頂けます。https://www.city.suzaka.nagano.jp/contents/imagefiles/160080/files/takaho/takaho191001.pdf
「令和元年度 信州須坂老舗百年會 総会」が開催されました。
下記に 信州須坂老舗百年會 本藤会長がfacebookにアップされたコメントを転記いたします。
「令和元年度 信州須坂老舗百年會 総会」が開催されました。
信州須坂老舗百年會の会員数は42企業で、その中で創業100年以上の企業数は26社あります。
この信州須坂の地で地域に根差した伝統ある企業ばかりです。
そして地域の皆さんに育てていただいて現在があります。
これからも地域のため、須坂のため、微力ながら頑張ってまいります。
総会では大勢の会員のご参加をいただき、また来賓の三木市長さんにご参加をいただき、盛大に開催することが出来ました。
そして懇親会は、料亭 能登忠さんで和やかに懇親することが出来ました。
本当に、素晴らしく楽しい仲間たちです!
後日、三木市長より 須坂市ホームページ内の市長コラムに、本総会について投稿していただきました 。
下記にその投稿ページをアップ致します。
https://www.city.suzaka.nagano.jp/contents/head/bn.php?mode=bn&id=1085
若槻養護学校高等部1年の子の職場体験受入れ
令和元年8月9日(金)、長野県立若槻養護学校高等部1年生で須坂市内に住むOさんの職場体験受入れを行いました。当日は朝8:00~14:00までの約5時間で、弊社の朝礼から参加して貰いました。
仕事内容は下足入れの棚板の芯作りをして貰いました。
作業終了後にお母様も交えて座談会をしたところ、本人から「わからない所を皆さんに丁寧に教えて頂いた」とか「木工が好きなので、とても楽しかった」という感想を頂けて良かったです。4月から障がい者雇用を始めて、少しづつ受容というか配慮の風土が根付いて来ているのかと感じた次第です。
これからも、養護学校等からのインターン受入れも続けていきたいと思います。
東京での移住支援促進セミナーに参加
令和元年8月4日(日)、東京有楽町駅前東京交通会館4階ふるさと回帰支援センターにて、長野県が主催する移住支援セミナー「本気の!しごとスペシャル Vol.1」に、須坂市移住支援チームの方と株式会社ヒーテックさんと参加して来ました。
須坂市移住支援チームの職員さんは、須坂、上高井郡の良さをPR。ヒーテックさんと弊社も自社の説明を致しました。(持ち時間5分で、準備した資料の7割前後しか説明できませんでした。(涙) )
全体説明時には熱心に20名前後の移住希望の方がいらしてくれていました。
一人でも多くの方に、長野県に、上高井の地に、そして須坂市に移住して貰えればありがたいと思います。
尚、須坂市移住支援チームの方でこの件をfacebookにアップされています。下記のfacebookページの中から該当投稿を探してご覧ください。
https://www.facebook.com/sinshuusuzakaijuusienn/posts/?ref=page_internal
須坂支援学校作品
先日弊社に須坂支援学校の先生がお越しになり、学校に通う子ども達の木工作品作りの為に木の端材を持っていかれました。後日お礼に来られた際に、「子ども達の作品の写真を見せて貰った」という社員の話を聞いて、是非自身の目で拝見したいと思い、須坂支援学校にお伺いさせて頂きました。
そこで、出会った作品の一部がこの写真になります。
子ども達の感性に驚きと感心、そしてたいへんに感動した次第です。
とても心が温かくなり、なんだか少し早いクリスマスプレゼントを貰った気が致しました。
実は、私の次女もこちらの卒業生です。私たち健常者がこの子たちに何をしてあげられるのか、改めて考えさせられる良い機会になりました。
須坂市には、こんなにも素晴らしい支援学校や長野養護学校高等部の須坂分教室もあります。息が長く継続的にどのような支援をできるのか、先生方と協議しながら進めていきたいと強く思っております。
障がい者雇用
先日、第3回目のインターンで弊社に来て下さった稲荷山養護学校高等部3年の男子生徒Sさん、「ご両親とも相談されて、弊社を志望してくれました。」と言って学校の進路指導担当の先生がお越しになられました。
嬉しい!
その進路指導の先生より、「内々定を頂ければ車の免許を取りに通わせられる」との事でしたので、その先生がお越しになられたその日に内々定を通知いたしました。
Sさんが来てくれる4月までに準備を整えなくてはいけないと改めて身の引き締まる想いでいます。
4月からは私も入れて20人中1人の障がい者比率ですが、世の中の障がい者比率6%にはまだまだ届いていません。最低もう一人の方を雇用出来て、世の中の比率と同じ環境を会社内でも作りたいと強く思っております。
それにしても、障がいのある方が長く勤められるためには、皆がお互いに思い遣れる集団となる必要があります。利他の心を増大し合って、相手の笑顔の為に頑張れる集団に少しづつでも近付けていきたいと思います。
私たちは障がい者の雇用を目指し、日々取り組んでまいります。