令和4年7月21日(木)午後、長野市内のホテルで長野県が主導する企業向けセミナー「SDGs✖企業 今聞いておきたい!取り組みのヒント」に参加して参りました。
 コロナ禍でこうした研修・セミナーにリアルに参加するのは、久々の様に思います。
 講師は、アデコグループの小杉山浩太朗氏。1997年生まれというとんでもない若さでありながら、既に本も執筆されており、たいへんに分かり易い説明で、感心致しました。
  

以下に今回のセミナー目次資料のみ掲載いたしますが、「第3章.SDGsの経営実装の在り方」内での経営戦略の取組みとして、「企業として実現したい『社会のあるべき姿』を描くと同時に自社の現在地をしっかり把握し、その差を理解して経営戦略がつくられている」事が木の幹であると認識致しました。そして、社員に『自分ごと化』して貰う為に「社員にSDGs戦略が浸透、自分達で達成の手段を策定して行動して貰う」事が弊社にはまだまだ足りていない事を感じた次第です。
  終盤のテーブルディスカッション(3人/1テーブル)では、社員にどのように浸透させるかという事が共通の課題として挙げられ、所属部署に関係のない横断的なグルーピングで社員同士でディスカッションして貰う事が重要との話となりました。

 最後に質問タイムがあり、3人の方(内一人が自分)が質問していました。
長野県のSDGsへの取組が進んでいる事が改めて分かった事、欧州やアメリカではSDGsに関連付けたビジネスプランコンテストが行われて進んでいる事などを知る事が出来ました。
 自分は「若い人には環境変動を止める事はもう間に合わないと感じている人も多い中、このようにSDGsを知って取り組む底辺の拡大も必要であるが、もう一方で加速度的に進んでいかないと異常気象にストップを掛けられないのでは?と感じている。この加速度的という部分でどのようにお考えでしょうか?」と質問して、「日本の若者は誰かが何とかしてくれるという目線が多く、本気で何かをしたいと思って行動できる人が少ない。2030年までのSDGsの先の世界をどのように目標設定するかが重要である。」とご回答頂きました。

 小杉山先生、分かり易いご説明と当方の質問にも丁寧にお答えいただき、誠にありがとうございました。

 因みに、この会場で先月東洋経済新報社が発刊した長野県内のSDGs先進企業の取組事例を掲載した本が販売されていると思っておりましたが、そのような販売ブースはありませんでした。帰社途中にこの本を印刷している第一企画株式会社さんに立ち寄って、長野県SDGs推進登録企業の割引価格で購入させて頂きました。
その際、こちらの会社は、須坂商工会議所青年部在籍時に大変にお世話になっており、人間的に大尊敬している小林晃さんが社長に就任されている事をリアルに知って、色々と情報交換含めてお話させて頂きました。
これは、第一企画さんも色々応援していかないと!!と感じた次第です。

掲載各社の取組事例を読むのが楽しみです!